2007年02月09日

自費出版で研究発表

湯の花からミョウバン製造 江戸時代の手法を解明 別府短大 恒松教授が本出版

明礬(みょうばん)温泉(別府市)の由来にもなったミョウバンを湯の花から製造する江戸時代の手法を、別府大短期大学部教授の恒松栖(すみか)さん(69)=同市湯山=が解明し、その成果をまとめた本を8日、自費出版した。恒松さんは「昔の生活の一端を知り、地域の歴史に触れてほしい」と話している。

ミョウバンは止血剤や革のなめしに媒染剤として使われ、現在は化学的に造られている。

恒松さんによると、江戸初期の1666年、長崎にいた中国人から製造法を学んだ熊本県八代市出身の渡辺五郎右衛門が、明礬地区で製造を開始。約100年後の1760年代、同地区は全国のミョウバン生産の約7割を占めるほどに成長した。だが、具体的な製造法はよく分かっていなかった。

恒松さんは昨年、「豊国紀行」(貝原益軒著)や「鶴見七湯の記」(伊嶋重枝著)などを参考に、青粘土に温泉の噴気を当て結晶化させた湯の花からミョウバンを造る実験に着手。湯の花を溶かした液とハイノキの灰汁を1対1の比率で混ぜ、約一昼夜、この温度を上下させることでミョウバンの結晶を造り出すことに成功した。

「湯の花の研究」と題した本は、湯の花や明礬地区の歴史も詳しく紹介している。140ページB5判で3000円。



大学の先生だからって、大手出版社のお声がかかるのを待っていてはいけません。価値のあるものは、直ちに自費出版するべきです。
posted by 自費出版を企てる男 at 06:06| 自費出版による論文